今回は『西尾中華そば』さんから影響を受けたラーメンを作ってみようと思う。
主な材料は鶏ガラともみじだが、今回はもみじを切らしていたため、手羽先で代用した。
醤油ダレは1週間かけて熟成させた。
このサイトでは、初のWスープ(を合わせる)のラーメンになる。
目次
スープの材料1(鶏ガラスープ)
・鶏ガラ 約1kg
・手羽先(またはもみじ) 200~300グラム
・りんご 1かけ
・しょうがスライス 1~2かけ分
・長ネギの青い部分 1本分
・昆布 5グラム
・干ししいたけ 2つ分
・干しエビ 5グラム
・干しほたて貝柱(細かく刻むか、フードプロセッサーにかける) 1~2個分程度
・鶏皮(または鶏脂) 200~300グラム
・浄水 約2リットル(本煮込みに必要な分のみ記載)
スープの材料2(魚介系スープ)
・昆布 10グラム
・かつお節 12グラム
・煮干し(カタクチイワシ) 20グラム
・干ししいたけ 3~4つ程度
・干しほたて貝柱(細かく刻む) 2~3個分程度
・干しエビ 10グラム
・浄水 約1リットル弱(材料が水を吸うため、やや多め)
鶏ガラスープの作り方
下処理(下茹でなど)についてはいつものリンクを参照のこと。
鶏ガラ、手羽先(もみじ)を沸騰するまで煮たあと(灰汁が出てきたら丁寧に取り除く)、残りの材料を入れて弱火~極弱火に落としてから(火加減が強くなるようなら「たまに消して再加熱する」を繰り返す)6時間煮込む。
スープ表面に浮いた鶏油(チーユ)は取り除き、スープをどんぶりに注ぐ際の香味油として使う(量が少なければそのままでも良い)。
材料を引き抜いて(濾(こ)す)、スープの完成だ。
魚介系スープの作り方
材料全てを鍋に入れ、一晩置く(水出しする)。
その後70℃に温度を固定して、40分煮る。
濾(こ)して、できればすぐに冷蔵庫に入れる(家庭料理で余裕がなければ、放置でも良い)。
濾した材料から二番出汁をとり、煮玉子の味付けに使っても良い。
醤油ダレの作り方
干しエビと干しほたて貝柱(細かく刻む)を10グラムずつ、水150ccに入れて丸2日水出しする。
かつお節10グラムと昆布10グラムを水200ccに入れて丸1日水出しする(上の水出しが1日経ったら作る)。
水出しが完了したら、丸大豆醤油300cc、みりん150cc、料理酒60ccを小鍋に入れてアルコールを飛ばす(着火しないように弱火で煮る)。
水出しした2種類の出汁・材料をタレと合わせ、10分前後弱火で煮る(昆布は沸騰直前に取り出す)。
その後濾(こ)して、1週間寝かせる(熟成させる)。
チャーシューの作り方
豚バラブロックまたは豚肩ロース(500グラム程度)の表面をラードで焼き固め、その後沸騰したお湯、生姜・にんにくスライス数かけ、長ネギの青い部分1本分の入った鍋に入れて40分ほど煮る。
その後タレに1時間以上漬け込んで完成になる。
どんぶりに合わせる
(お湯などで)温めたどんぶりに、鶏ガラスープと魚介系スープを3:1で合わせ、醤油ダレは大さじ3前後入れ、お好みでスープ表面から取り出しておいた香味油(温めたもの)を加える。
麺は細麺を使うそうだが、自分はいつものスーパーで手に入る生麺を使用した。
トッピングは茹でもやし、小ねぎ、メンマ、のり、チャーシュー、煮玉子などだ。
味などの感想

煮玉子は面倒なので作らず。
醤油ダレは大さじ3をきっちり(測って)入れたのだが、若干塩分が濃かった。
大さじ2.5くらいがちょうどいいかな。
オーソドックスな中華そばだが、この旨さの陰には非常な苦労が隠れているのだな、と思った。
醤油ダレを少なくすればスープの旨さもより分かりやすいので、要調整、研究だろう。